RVH、たかの友梨を買収。
本ニュースは業界を駆け巡っただけでなく、少なからずRVHの株価にも影響を与えました。
1ヶ月ほど前のニュースになりますが、なかなかブログを更新するタイミングが無くて本ニュースに触れられませんでした。
大きなニュースとういか、業界的にはRVHによる躍進というのか、席巻が続いていますね。
ここまでの大きな流れは以下をご覧下さい。
↓↓↓
【ミュゼプラチナム、エターナルラビリンス支援へ】
R V H ⇒ 不二ビューティー(たかの友梨)(子会社化)・ミュゼプラチナム(子会社化)⇒ グローワルブリエ東京(支援)
今回は2点疑問が浮かびました。
①上場企業として、つまり東証の審査基準にエステティックサロンは抵触しないのだろうか?
②今回の不二ビューティー含め3社は特定継続的役務提供事業者としての前受金による債務超過の可能性をRVHはどう捉えているのか。
①について、以前にも似たような事案がありました。
上場企業が株式交換にてエステティックサロンを子会社化しようとしましたが、上場廃止基準に抵触する恐れがあったため取りやめた、ということがありました(古すぎてか記事が見つかりませんでしたが参考までにこちらをご覧ください)。
また、一般的にエステティックサロンは上場が難しいと言われています。
脱毛行為と医師法の関係性は長く言われ続けており、上場基準として医療行為との合法性が問われるということですが、ミュゼプラチナムおよびグローワルブリエ東京は脱毛サロンです。
おそらく単独では上場は難しい業種と言わざるを得ませんが、子会社として関連性は東証がどうとらえるのか?
②について、ミュゼプラチナムの簿外債務をどう処理するのか。
各マスコミでも取り上げられ、前受金のリスクについて業界でも話題になりました。
1年半ほど前の記事ですが、当時で500億以上の簿外債務が見込まれていました。
「ん?500億以上?先の私のblogにもありますが、事業計画での売上が400億だったような・・・RVHさん連結対象として債務超過にならないのかな?」そんな疑問が浮かびました。
脱毛サロンは一般的には2年ほど通われるケースが多いため、負債として処理すると債務超過になりやすい業種という認識を私は持っています。
さすがに上場企業として、株主への説明責任を含め、子会社の簿外債務としての処理を容認することは出来ないでしょうから、現在は見える形で経理処理されていくと思われましたが、事業計画から察すると簿外債務のままのようですね。
もちろんこの「負債」での処理ということについてはコース契約がある以上、不二ビューティーも例外ではありませんよね。
仮に債務超過ということになると、昨今は「東芝」さんで話題となってますが、債務超過に陥って1年以内に解消できなければ上場廃止となります。
エステティックサロンをどんどん子会社化したはいいが、そのあたりをどう考えているのかが非常に気になりますね。
ちなみに不二ビューティーの純資産は1億2千万みたいなんですが、それを現金54億+株式で買収したみたいなんですが、これが高いという話も。
しかしながらその株式交換でRVHの大株主となるのが不二ビューティーの大株主である㈱GPホールディングス。
そしてその代表者は・・・髙野友梨。
え?
つまりRVHは髙野さんの会社になったのか?
するとこの①に完全に抵触するような。
さて、いよいよ私のような零細企業の代表者には、方向性がイマイチ見えない状態となってきました。
RVHはどこへ向かっていくのか。
今回は個人的に気になる、そんな話題を取り上げてみました。