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【ミュゼプラチナム、エターナルラビリンス支援へ】

皆さま、久しぶりにエステティック業界に触れたいと思います(笑)

これまた大きなニュースが飛び込んできましたね。

 

株式会社グローワルブリエ東京が運営するエターナルラビリンスが平成28年8月に一部営業停止(9ヶ月間)となり、営業継続の難航が予想されていました。

 

昨年末、同様に当時経営不振に陥っていた株式会社ミュゼプラチナムが、東証二部上場の株式会社RVHの支援を受け、子会社となっておりました。

 

この度、その株式会社ミュゼプラチナムからの支援をエターナルラビリンス(株式会社グローワルブリエ東京)が受けるという、「あ、そうくる?」みたいな面白い図式が構築されました。

 

こんな感じ。

㈱RVH → (子会社化)株式会社ミュゼプラチナム → (経営支援)株式会社グローワルブリエ東京

 

そして驚きなのは店舗数と売上。

ちなみに株式会社エターナルラビリンスの運営する「ラットタット」ブランドも傘下になる模様です。

 

ミュゼプラチナム185店舗、エターナルラビリンス70店舗、ラットタット60店舗(RVH公表のもの。ホームページ上は28店舗が確認可能)、合計315店舗となります。

 

売上高はミュゼ約400億円(推計)、エターナルラビリンス約40億(推計)、合計440億円(ラットタット非公表)。

 

ちなみにミュゼプラチナムの売上高は問題にもなりましたが、簿外債務が含まれており、売上高=契約額。

 

恐らくエターナルラビリンスは前受金計上しているものと思われますので、おそらく契約額はその1.5-2倍ほどと思われますので60億~80億ほどと推計(個人的推計)。

 

ラットタットについては1店舗当たりの契約額をエターナルラビリンスと同等額だとすると、40億~50億ほどが見込まれるため、合計で約100億以上が見込まれるため、ミュゼプラチナムとグローワルブリエ東京の2社合計で約500億という契約額が見込まれます。

 

そして、肝心なことをもう一つ。

株式会社RVHです。

 

同社は東証二部に上場しておりますが、2015年3月期の売上高は約52億。

52億の会社が、合計500億の企業を子会社化したのです。

 

どうやらこれまでも同社はM&Aで成長し、上場した企業のようですが、

突如として経営不振と陥った2社を、しかも自社の10倍の売上高(正確には契約額)の企業を傘下と収めたのです。

 

しかも畑違いの業界。

 

同社が2016年6月期に掲げた、2017年3月期までの事業計画では売上高400億を目標と掲げておりますが、2015年12月にミュゼを傘下に収めており、これは明らかにミュゼの売上高を対象に設定されており、順調にいくと達成されるでしょうね。

 

そしてここで株式会社グローワルブリエ東京を子会社化することが出来れば一気に500億への道が開かれるでしょう。

 

しかしながらこの2社は明らかに経営不振に陥った企業です。

しかも畑違いの、そして事業規模も10倍に上るこの2社をどうやって蘇らせるのか。

 

今後の3Q、4Q、そして決算後、株主総会などでどういった説明を行うのかが気になりますね。

 

業界大手が足元を見られ、マネーゲームに巻き込まれることは避けたいものです。

10年ほど前によく見た「なんたらファンド」や「なんとかエモン」が彷彿とされます。

 

株価ばかりをみて

株主ばかりをみて

事業計画達成をノルマとし

時価総額を高め

企業価値を高め

この崩壊しかけている金融資本主義社会での成功を未だ追い求めているのか。

 

社会の公器としての企業の成長と成熟を目指して

事業規模を追い求めた結果の買収工作ではなく

純粋に美容業界の混乱と消費者問題を解決すべく

そこに新たな社会性とイノベーションを生み出すべく

いや、その先の将来性をエステ業界に見出せたからこそ

エステ業界に参入してもらえたものと信じたいですね。