今年も「CIESF」から感謝状が届きました。
CIESFとは主にカンボジアの教育支援を行っている公益財団法人です。
カンボジアは最近ではマスコミでもよく取り上げられ、
アジアでも屈指の目覚ましい成長を遂げていますが、
1975年~79年の「ポルポト政権」時代に自国民の大量虐殺が行われた国です。
ほんの30-40年ほど前の話です。
その数は100万人以上とも言われ(300万人とも)、正確な数の把握もできてません。
当時のカンボジアの人口は約800万人でした。
知識層はそれだけで虐殺されました。
医師、教師、弁護士はもとより字が読めるだけでも知識層とみなし虐殺され、
最終的には眼鏡を掛けている、というだけでも虐殺されたそうです。
そのため、政権交代後も教育をする立場の人々が不在となり、
子供たちへの教育が行き届きません。
ポルポト政権が失脚し、政権交代後の人口比率ですが、
14歳以下が約85%を占めていたそうです。
ほんの3-4年の政権下で、この比率です。
それだけの人々が虐殺されました。
当時は子供が子供を教育し、信じられないことに、子供が医療行為も行っていたそうです。
国際社会は教育支援として「学校設立」という支援を行いましたが、
いくつもの学校が設立されてもそこで子供たちを教える「教師」がいません。
いまだにカンボジアの教師のレベルは日本の小学生レベルだそうです。
CIESFはそんなカンボジアへの教育支援として「教師を育成する」ことを始めました。
その活動名は「国境なき教師団」。
*以下、CIESFホームページより抜粋*
CIESFでは教師の質の向上を求める国へ、日本からベテラン教師を派遣し、
その国の教育レベルの向上のために活動しています。
その活動に携わるメンバーを「国境なき教師団」の団員と呼んでいます。
「国境なき教師団」では、現在(2014年7月)日本から延べ18名の教師を、
教育アドバイザーとしてカンボジアの教員養成校に派遣しています。
未来の教師を育てている養成校の教官に対して、長年の経験を活かしたアドバイスをしています。
理数科教師の質を向上させることは、初歩的な計算能力や
論理的思考がしっかりと身についた人材の輩出につながります。
このような人材の輩出が外国企業の投資や進出につながり、
やがて経済の活性化につながって行くのです。
*ここまで*
弊社ではCIESF理事長とのご縁があり、
CIESFの活動に賛同し、支援させていただいております。
今年も感謝状を受け取り、活動報告書を頂戴しました。
ご来社の際はお気軽にご覧ください。