暑い日が続きますね。
昨日は台風が通過し、持っていたビニール傘が折れ、そこからタクシーで帰宅しました・・・
ところで、先日、「本業を通して社会貢献を行う」というテーマで活動しております経営実践研究会主催の企業訪問がありました。
株式会社大川印刷。ホームページより拝借。
社歴は130年を超える企業。
現在は6代目社長だったかな?
当たり前ですが、私は創業者ですので創業者の苦労はありますが、
6代目には6代目の苦労がありますよね。
とても若く見える大川社長。
趣味は「CSR」と言い切るほどの大のCSR好き(笑)
ここでCSRについて触れてみますが、下記ウィキペディアより。
↓↓↓
CSRとは企業の社会的責任(きぎょうのしゃかいてきせきにん、英: Corporate Social Responsibility、略称:CSR)とは、企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任のことであるが、日本においては、企業や社員による寄付やボランティアといった社会貢献活動と誤解・誤訳・混同されることが多い。
ここまで。
ここには「寄付やボランティアといった社会貢献活動と誤解・誤訳・混同」と記載されてますが、
実際に混同されている場合が多いようですし、私自身もそう考えている時期がありました。
しかし寄付というのは利益が出ているときにしか行えない。
ボランティアも同様に利益と時間があるときにしか行いない(利益がないとそこに割く時間が取れないので)。
つまり、この定義だと利益が出ている時にしか社会貢献活動は行えず、
利益が出なくなった時点で社会貢献活動は終了する、ということになります。
そのため、私たちは「本業を通じて社会貢献活動を行う」といったことをテーマとしています。
本業自体が社会貢献活動と繋がることで、社会貢献活動と事業がはじめてリンクするんですね。
また機会があれば話しますが、「社会起業家」といった方々に代表されますが、
そこまででなくとも、我々も考えればなにかしら本業を通じた社会貢献活動ができるのではないか?
ということですね。
クレジットカード決済を通じた社会貢献活動。
・・・難しいからこそこういった企業訪問や取材が欠かせないんですね。
実際に本業を通じた社会貢献を実践しているところを目で見て耳で聞いて学べばいいんです。
会社は社会の公器。
社長の私物ではない。
企業の在り方は三方良し(自分良し、相手良し、世間良し)の精神が原理原則。
そして企業は地域社会と共に在るべきもの。
企業とは社会課題を解決すべき存在である。
これが本来の姿ではないかと。
大川印刷さんでは本業を通じた社会貢献を考えに考え抜き、様々な取り組みを行っておりました。
例えば、環境に配慮し、印刷会社なのに石油系のインキを一切使わない。
例えば、ダイオキシンの発生源となる塩素を使わない「無塩素漂白」という方法を採用して作られた紙を「無塩素漂白パルプ紙」を使用したり。
例えば、本社・工場、営業所の電気使用量によるCO2排出量を杉の木換算したり(2011年は2010年比390本の杉の木の削減となったそうです)。
例えば、地域社会と協同でカレンダーを作成したり。
どうですか?
今時、当たり前と思えるものもあるかもしれませんが、
この一つ一つの取組みというのはコストがかかるものが多いのです。
例えば石油系のインキを使った方がコストは安いんです。
しかし従業員の健康に与える影響は計り知れないんです。
印刷会社だから石油系インキを使うのが当たり前。
それを改善すること自体が社会貢献ということですね。
素晴らしい会社です。
同社は毎週水曜日を会社見学会として社を開放されているそうです。
今回その機会をいただいた、というわけですね。
ちょっとカッコいい。
これふざけているわけではありません(笑)
色弱の体験するというメガネなんですね。
普段からメガネを掛けているからか、意外と似合う。
これは、この体験メガネをかけてカレンダーを見ているところなんですが、
通常のカレンダーというのは日曜日が赤色で表示されてますよね。
この体験だと、その色の判別が非常に難しいんですよね。
他の曜日と判別がつきません。
そこで同社では、そういった方々へ向けた別のインキを使用してカレンダーを作成する、
などの取組みも行ってました。
そして工場内へ。
ある程度想像していましたが、広いです。
しかし、そこで働く人の少なさが印象的でした。
当然かもしれませんが、こういった工場での機械化またAI化も著しいスピードで進んでいるんですね。
ここで体験コーナー。
葉書をセットして
よいしょ。ガッチャン。
できあがり。
これは活版印刷と言われるもので現在はあまり流通しているものではないそうです。
イメージだと版画のようなものになりますかね。
あくまで体験用として同社も機械を導入しているそうです。
同行した弊社スタッフ勝野も。
よいしょ。ガッチャン。
これはエントランス付近にあるサンキューレター。
社員間でおこなっているもので、年末にはこのサンキューレターに関する表彰式も行われているそうです。
最後に記念撮影。
今後も様々な取り組みを通して取引先様はもとより
地域社会との関わり合いも考え、企業活動を行っていきたいと思います。
皆さま今後とも宜しくお願い致します。